校長 尾崎 等
                                         
 平成22年度が145名の新入生を迎え、総数400名で元気にスタートいたしました。創立して35年目を数え、八千名を越える多くの卒業生を送り出し、高陽真亀の地にしっかりと根を下ろす中学校として確固たる地位を築くまでとなりました。新設当時の数々の苦労や地域とともに歩んできた貴重な歴史をあらためて見つめ直し、これからの本校の歩むべき道を考えさせる新年度スタートです。世代交代や社会の変化の中でその時々のドラマを重ねてきての今であることを思うと、ずっしりと重い本校の熱き伝統を生徒、教職員、保護者、地域、同窓生でしっかりと守りながら、本校ならではの教育を全力で展開していくことが、今いるものにとって大きな使命であると痛感しております。

 さて、本校は、広島市中心部より北に約10キロメートルに位置し、西に太田川を臨む閑静な住宅地の中にあり、35年間、『自律 友愛 鍛錬』を校訓として、数々の豊かな教育が展開されてきました。
 「一日の始まりは、朝の挨拶から」ということで生徒会執行部、時には部活単位で、正門のところで大きな声を出して仲間を迎えています。学校生活は、この10年間で全校に定着した「朝の読書」でスタートします。この静寂な時間は、気持ちを落ち着かせるだけでなく、本を通して多くの世界を知り、心をより豊かなものにし、これからの自分の歩むべき道に大きな示唆を与えてくれるものと信じます。
 また、一人一人の生徒の進路実現のため授業づくりを始め、実態に応じた様々な手立てを講じたり、節目ごとの「教育相談」を充実させたりして生徒本来の持つ『力』を引き出す取り組みを行っているところです。部活動も多くの生徒が朝早くから連日一生懸命の練習を重ね数々の成果をおさめています。
 しかし、ここ数年、本校に対して不安なご意見をいただくことが後を絶たない現実があります。私も赴任して4年目を迎えていますが、全体的には落ち着いた中で生徒達がそれぞれの目標に向かって頑張りを見せ、特に、中学校生活最後の卒業式では、色々な思い出を言葉で表現し、『落合中学校で過ごして本当に良かった』と年々大きな感動を巻き起こすまでになりました。その中で、一人思い悩み苦しみ、全体の流れに乗りきれず、校内外でご心配をおかけしている状況があることも事実です。
 私たち全教職員は、この現実に目を背けることなく学校が一人一人の生徒にとって本当に『安全で安心して学ぶことが出来る楽しい学校』となるよう手を尽くしていく決意です。
 最後に、生徒達が元気に登校し、共に学び合う喜びを実感し、自分の持てる力を最大限発揮できるよう、保護者の方は勿論、地域の方や卒業生の皆様のご意見・お力をお借りしながら頑張ってまいりますので、ご支援・ご協力の程を宜しくお願いいたします。
尚、 校長室は、いつでも開放していますので、気軽にお越し下さいませ。

                                               平成22年4月
学校長あいさつ